人間科学科
特定の領域を深く学び、心理専門職として人を支える人になる。
社会に出れば誰でも問題を抱えストレスに悩むことがあります。働く人たちを心理専門職として支えたい!この気持ちが私の学びの原動力です。(森田さん)
働く環境と人の心の健康を幅広く学ぶ
産業・組織心理学CHECK 1のゼミに所属し、職場や組織での行動や安全・メンタルヘルス、消費者行動・マーケティングなどについて研究しています。仕事のストレスから体調を崩した人が身近にいたことで、働くことの大変さに気づき、ストレスで苦しむ人を減らせないかと思うようになったのがキッカケです。大学で心理についての学びを深める中で、メンタルヘルスには睡眠や栄養、ジェンダー、DVなどさまざまな問題が絡んでいることを知った一方で、人事評価に使われる理論、リスクマネジメントなど会社側の視点についても学んでいます。
産業・組織心理学
働く人の多くがストレスを抱えています。職場での人間関係や組織で起こりがちな問題、カウンセラーの役割や働く人への支援、社会人としての常識やマナーまで広く学べ、心理専門職を目指す人はもちろん、将来の働き方にも役立ちます。
実験を通じて「心」を科学的に学ぶ
「心理学実験CHECK 2」の授業では、脳の認知機能や働きについて体験しながら学びました。心の動きというのは抽象的なイメージですが、科学的な理論で裏打ちされているんです。例えば「錯視」の実験で、同じ長さの線が、矢印の向きによって違う長さに見えるのは何故か、とか。自分が「あたりまえ」と思っていることも、視点や領域の違いで見え方が変わることを実感しました。そのほか、「ピアカウンセリング」という科目では、相談を受けたときには傾聴しつつも、相手の問題にのめりこむのは避けて、自分のことも大切にする必要があると教わり、身近な問題だけに印象に残っています。
心理学実験
実験者と実験協力者(被験者)の役割を体験し、心を科学的に学ぶための実験的技法・実証的手法の体系的な知識を身につけます。
公認心理師課程も履修中
産業カウンセラーという夢に向け、「公認心理師」の資格取得も目指しています。決められた科目をすべて取り、実習も行い、さらには大学院で学ぶ必要もあるハードルが高い国家資格ですが、仕事のストレスに悩む人を手助けしたいという最初の志を貫くためにも、今後も勉強を続けていきたいと思っています。